Duolingoで英語学習を270日続けて感じた成果と所感

習慣化

Duolingoで英語学習を続けていると、あるタイミングで「これ、本当に意味あるのかな」と思う瞬間があります。

僕も正直、何度かそう感じました。270日続けた今の結論としては、Duolingoだけで英語が一気に話せるようになるわけではないです。ただ、英語に触れるハードルを下げる道具としてはかなり役に立いました。

270日続けて一番変わったのは、スピーキングへの距離感でした

正直に言うと、僕はもともと英語が嫌いではありません。過去に接客業をしていたとき、インバウンド需要があって英語で接客する機会もありました。

なので、英語そのものへの抵抗感が大きく減ったというより、変わったのはスピーキングへの距離感です。

リーディングやライティングは、多少わからないところがあっても自分のペースで確認できます。一方で、スピーキングは話す機会が少ないと、自分の発音が合っているのかどうかも判断しづらいんですよね。

Duolingoでは、発音した英語がアプリ上で認識される場面があります。これが思った以上に嬉しくて、「ちゃんと通じたかもしれない」という小さな手応えが、続けるモチベーションにつながっている気がします。

語彙や文法は、浅く広く思い出せるようになった

Duolingoをやっていて感じたのは、語彙や文法が一気に増えるというより、「あ、昔こんな文法を習ったな」という懐かしさに近い感覚です。

僕の場合は、中学英語や高校英語で見たことがある表現を、もう一度日常的に触り直している感じがありました。

それでも、毎日触れていると地味に嬉しい瞬間があります。たとえば洋画を見ていて、Duolingoで出てきたフレーズに近い表現が出てくると、「これやったやつだ」と少し反応できるんですよね。

難しい文法があまり出てこないのは、Duolingo自体が物足りないというより、今の僕の進捗がまだ日常会話寄りのレベルだからだと思っています。

だからこそ、自分の英語スキルをゲームのように少しずつレベルアップさせていく感覚があります。派手な成長ではないですが、この積み上がっている感じが続ける嬉しさにつながっています。

リスニングは少し慣れる。ただし聞き取れる英語は限定的

Duolingoのリスニングで良いと感じているのは、通常スピードと、聞き取り重視のスローモードを状況に応じて使い分けられるところです。

聞き取れないときにスローモードで確認できるのは、学習アプリとしてかなり助かります。いきなり全部を通常スピードで聞き取るのは、やっぱり簡単ではありません。

ただ、個人的にはスローモードにして正解すると、少し自分に負けた感じがして悔しいんですよね。

なので僕の場合は、できるだけ通常スピードのまま何度も聞き返すようにしています。実際の会話ではスロー再生はしてもらえません。この「通常スピードで聞き取ろうとする粘り」が、実際の会話スピードに耳を慣らす良い負荷になっている気がします。

もうひとつ良いのは、Duolingoではスコアや進捗に応じて学習テーマが決まっていて、その範囲の中で使える英語が出てくることです。

知らない表現が無限に出てくるというより、今の自分が取り組んでいるレベルの中で聞く練習ができる。この制限があるから、続けやすいのかなと思います。

スピーキング力は、別で鍛えないと伸びにくい

270日続けて感じた弱点は、スピーキングです。

Duolingoでも発話する問題はありますが、自分で文章を組み立てて話す練習とは少し違います。表示された文を読むことと、相手に合わせて言いたいことを出すことは別物なんですよね。

僕も、Duolingoを続けたからといって、急に英会話がスムーズになる感覚はありませんでした。

だからこそ、話せるようになりたい人は、オンライン英会話、音読、シャドーイング、英語日記などを組み合わせたほうがいいです。

たとえば、Duolingoで毎日英語に触れる習慣を維持しつつ、週に数回オンライン英会話などで実際に話す時間をセットにする、といった組み合わせです。Duolingoは英語に慣れるための土台として使い、自分で文章を組み立てる練習は別で用意するのが、結果的に近道なのかなと思います。

続けられた理由は、学習量が小さかったから

270日続けられた理由を考えると、Duolingoがすごく本格的だったからではなく、むしろ軽かったからです。

疲れている日でも、数分ならできます。やる気がない日でも、とりあえず1レッスンだけ進めることができます。

この「小さく続けられる」という設計は、かなり大きいです。英語学習は、やる気がある日に長時間やるより、気分が乗らない日にも少しだけ触れるほうが続きやすいと感じました。

もちろん、連続記録を守るためだけに雑に解いてしまう日もあります。僕も毎回集中できていたわけではないです。

それでも、完全にゼロの日を減らせたのは良かったです。英語学習では、このゼロを減らすことが意外と大事なのかもしれません。

Duolingoだけで満足しないほうがいい

一方で、Duolingoを続けていると、勉強した気になりやすい面もあります。

アプリを開いて、問題を解いて、連続記録が伸びる。これ自体は気持ちいいのですが、それだけで目的の英語力に近づいているかは別の話です。

ここで大事なのは、自分が何のために英語を学んでいるのかを時々確認することです。

  • 英語の記事を読めるようになりたいのか
  • 海外の動画を理解したいのか
  • 英会話で困らないようにしたいのか
  • 仕事で英語を使いたいのか

目的によって、Duolingoの位置づけは変わります。僕の場合は、英語に毎日触れる習慣づくりとして使うのが一番しっくりきています。

これからも続けるなら、使い方を少し変えたい

270日続けてみて、Duolingoは今後も続けるつもりです。ただし、これだけを英語学習の中心に置くというより、毎日のウォームアップとして使う感覚です。

今後は、Duolingoで英語に触れる習慣を維持しつつ、別で読む・聞く・話す練習を増やしたいです。

特に、実際に使いたい英語に近い教材を増やすことが大事だと感じています。仕事で使うなら仕事に近い英語、動画を見たいなら実際の動画、話したいなら会話の練習です。

まとめ:Duolingoは英語学習の入口としてかなり優秀

Duolingoを270日続けた成果をまとめると、スピーキングへの距離感が少し縮まり、昔習った語彙や文法にもう一度触れ直す習慣ができました。

一方で、Duolingoだけで英語が話せるようになる、仕事で困らないレベルになる、という期待はしないほうがいいです。

個人的には、Duolingoは英語学習のメイン教材というより、英語から離れず、特に話すきっかけを残すための仕組みとして使うのが良いかなと思います。

まずは毎日1レッスンでも続けて、余裕が出てきたら自分の目的に近い学習を足していく。この順番なら、英語学習を無理なく続けやすいのではないでしょうか。

もし「何から始めよう」と迷っているなら、まずはスマホにアプリをインストールして、今日1レッスンだけ解いてみるのがおすすめです。その小さすぎる一歩が、意外と長く続く習慣の始まりになるかもしれません。